韓国映画『美人図』。シン・ユンボクとキム・ホンドのドラマ『風の絵師』の世界が映画化(2008年)されていたんですね。官能的シーンが複数盛り込まれた歴史ロマンとなっています。ドラマの最初と最後に映し出されていた「美人図」。その絵がこの映画のタイトルです。日本では9月より新宿などで公開予定となっています。
ドラマ同様、シン・ユンボクが女性だったという仮説でストーリーが展開。代々続いている画員の家系を守るため、自殺した兄になり変って男(ユンボク)として生きることに。そんなユンボクの前に現れる初恋の人カンムを演じるのは、なんと善徳女王でピダムを演じているキム・ナムギルさん。ユンボクの全てを愛するホンドをみて、嫉妬する妓生ソルファ。4人の愛がどう展開するのでしょう。
この映画は2つの映画祭で撮影賞を受賞しているようですので、映像の美しさを堪能できそうです。官能的なシーンがどのように芸術として昇華されているか気になります。ドラマの二人とはかなり異なるユンボクとホンドが見られそうです。
ユンボクが残した風俗画集の名が「恵園伝神帖」ということを、今回はじめて知りました。この画集自体にも「伝神」という言葉が使われていたんですね。(ドラマの中でユンボクが最後に描いた『美人図』には「秘めた春情を筆先で伝神できようか」と書かれています。)
そして、キム・ナムギルさんも先日入隊されているとは。。。
ユンボク:キム・ミンソン(「天使と詐欺師」)
ホンド:キム・ヨンホ(「薯童謡」)
カンム:キム・ナムギル(「善徳女王」)
ソルファ:チュ・ジャヒョン(「ヨンジェの全盛時代」)
美人図公式サイト→http://www.bijinzu.com./