少しづつ韓国のお寺をご紹介していきます。
まずは、韓国仏教の総本山「曹渓寺」から。韓国仏教の代表宗派は曹渓宗、この総元寺院です。ソウルの中心街にあり、誰もが気軽に立ち寄れます。釈迦牟尼真身舎利塔、白松、エンジュの木がこのお寺の名物です。都会の真ん中にあるせいか、暗さはなくひらけた感じの雰囲気が漂っています。外国人がふと立ち寄っても問題なしです。法会や祭事などが結構行われていますので、週末などに行くと、何か行われているかもしれません。また、敷地内にあるミュージーアムなどで、特別展示や小さな個展のようなものが催されていることもあります。
正門の前に幹線道路がありますが、その道路を挟んだ向かい側に仏教会館のようなものが建っており、そのビルの1階には案内所と喫茶店があります。上の階では韓国の精進料理が食べられる所もあったと思います。案内所には、仏教や韓国各地のお寺に関するパンフレットなどがおかれていて、自由に持ち帰ることができます。親切な案内係の人もいます。
私は、この喫茶店で五味子茶とポテトサンドイッチを頼み、一時間ほどゆっくりしました。お天気の良い日でしたので、街路樹の緑が目に優しく、正門に吸い込まれていく多くの人の姿を眺めながら疲れをとりました。店先の入り口の縁が、まるで額縁のようになり曹渓寺の門前の風景を切り取ってくれていました。このお店で試食用にもらったクッキーがとても美味しかったのを憶えています。
場所:ソウル鐘路
http://www.jogyesa.org/