昨日の新聞で、韓国でも貧富の差が深刻だという記事を読みました。ソウル市内の路上生活者は約3500人、昨年末より500人ほど増加しているとあります。それでも1990年代末の国際通貨基金危機時より少ないそうですが。
その一方で、同日の記事では韓国が日米仏などを尻目にアラブ首長国連邦の原子力発電所の受注とありました。UAEが韓国に決めた原因は、価格の安さと安全性などに対するサービスの良さということです。通貨安は輸出に依存する国にとっては”幸い”ともなるんですね。
11月の韓国旅行で一番印象に残ったのが、地方の開発の物凄さでした。畑の中に忽然と町が現れ、その町に建設されているビルやマンションの異様なまでの高さ。以前からもこのような状況は見受けられましたが、今回は特に痛感。高速道路から見える畑の風景のいたるところに、高層マンションが建設されていました。その一方で、貧富差の拡大。おそらく今後は、社会の矛盾がどっと噴出してくるものと思われます。
昨年末は突然のリーマンショックで日本も緊急事態に陥りました。2009年末はショックから回復するどころか、もっとひどい状況になっているような気がします。ただし、個人的にはここ数年ずっと生活が厳しく万年デフレ状態ですので、不景気をあらためて実感することは有りません。
昨日のラジオで、年末炊き出しを行う予定というNPOの紹介がありました。それを聴いてふと「年末ジャンボが当たったら、100万円寄付しよう。」と思いましたが、次の瞬間「いや10万だな。」とひとりつぶやきました。
こんな2009年ではありましたが、私の周りでは友人がなんと今年は4人も結婚しました。おめでたいことは続くもので、すでに来年もさらに一人が。”寿”続きで我財布は羽がはえたようにひらひら舞い出しそうです。
良いお年をお迎えください。
皆さまにも”寿”の文字が舞い降りますように!